奄美アイランドホッピング~3日目 徳之島の観光、そして奄美大島へ~
こんばんは。
今日はかなり大変な1日でした。☔
終日ぐるりと徳之島の観光です。今日の徳之島町の最高気温は21℃、最低17℃。朝から雨が降っていて、天気予報の割には肌寒い1日でした。
本日最初に向かったのは、花徳闘牛場。
徳之島を代表する闘牛の、模擬試合を見学させていただきました。
ここで少し、徳之島の闘牛の歴史についてお話します。
⭐徳之島の闘牛
歴史は古く、400年前に遡ります。薩摩藩の支配下に置かれていた奄美。サトウキビ生産が激しく統制される「砂糖地獄」に苦しめられた島民唯一の娯楽として闘牛は発展しました。
今では年に3回(直近だと今月にも)、島では大きな大会が開催されます。
徳之島には約500頭の闘牛がいて、例えば1300㎏以上の横綱級など、階級分けされています。
牛主さんたちは闘牛をペットのように飼い(法律で賭博は禁止されているため、お金儲けのために飼育している人はいません)、闘牛大会で「全島一」を目指して日々闘牛のお世話をしているのだそう。
中には朝5時に起きて牛舎へ行き、エサをあげ、夕方にはビーチを足の筋肉をつけるためお散歩し、2時間かけてブラッシング、疲れを取るためリンパのマッサージをしてあげる牛主さんもいるそうです。
「牛を飼っているのではなくて牛に飼われているんだ」とお話されていました。(笑)
説明の後、2試合、模擬試合を見させていただきました。
ごつんと角同士がぶつかる音がして、にらみ合いの試合が始まります。
練習では牛の鼻に縄を結び、いつでもトレーナーさんの判断で牛同士を引き離すことが出来るようになっています。今回は島の高校生たちがリングの上に立って役目を果たしてくれました。
だいたいの闘牛たちは4~5歳になって初めて試合に出るそうです。
徳之島の闘牛は、必ず決着がつくまで試合を続行させます。決着の付け方は、牛が負けを認めて背を向け逃げるまで。早い試合では数分、長いと20分くらいになるそうです。
タク君(左)は、黒毛和牛として食用の牛でした。食用の牛は、肉のうまみの関係で睾丸を切り落としますが、タク君はたまたま切り忘れられ・・・闘牛になったのだそう。
自然界で生活をする牛は、もともと縄張り争いの為に闘うことを本能としていて、定期的に試合にでることでストレス発散にもなっているのだそう。平均して、試合に出るのは年に2~3回とのこと。
試合前、牛主さんは30キロ近くのニンジンを買って、食べさせているみたいです。
今はサトウキビの収穫時期なので、お米を炊いておかゆにし、黒糖を混ぜてあげたり、牛用の味噌を加えたり、結構おいしそうなものを食べています。
徳之島の闘牛について詳しく知れる、良い機会となりました。
続いて、午前中の観光をいくつか紹介します。
⭐金見崎ソテツトンネル
金見集落の畑の境界線と防風対策のために植えられたソテツですが、ゆっくりと時間をかけ自然のアーチとなりました。ほとんどのソテツが樹齢300~350年だそうです。
そのあとはムシロ瀬へ。
午前の最後は犬の門蓋(いんのじょうふた)の見学へ
ここは昔、大飢饉のとき、人畜を襲う野犬を海中に投じたという逸話からこのような呼称が付いたと言われています。
お昼は、犬田布地区にあるカフェ『おうちCAFE 島時間』にて・・・。
この、玉子の握りご飯がすっごくすっごく、美味しかった!!🎵
オーナーさん曰く、徳之島の塩で味付けをしているのだそう。玉子の下には味噌と白米がありました。いわゆる「島のオムライス」のような・・。
他にも豚のナンコツ煮込み、長命草の天ぷら、煮物などをいただきました。
またちょっとしたおやつに、100円で「かるかん」を購入。
こちらの長芋?ともち米などを合わせて蒸しあげたもので、優しい甘みのあるおやつ。
冷蔵庫に入れれば3日間くらい日持ちするそうです。
午後は、引き続き徳之島の観光へ。。。
徳之島は、「子宝に恵まれた島」「長寿の島」などとも呼ばれています。
今日はあいにくの雨で風も強く、午後はどしゃぶりでした。☔天気もどんより。
時間があったので、地元の産直『食彩館』へ。
レタスが30円で売っていて、びっくり。
30分くらい遅れて17時30分出航、名瀬港には21時頃に到着しました。
21時30分頃、ようやく本日から2連泊する山羊島ホテルにチェックイン・・・。
朝早くから観光に出かけて、土砂降りに暴風雨、フェリーに降られて船に酔い。。。