日本を旅するブログ

旅行会社に勤めて4年目のOL。月に1度、添乗員として日本各地を旅しています。仕事とプライベートを合わせた旅の日記。どなたかの役に立てば、また良い暇つぶしになれば幸いです。よろしくお願いします。

魅力溢れる青森、津軽半島周遊

こんばんは。

かなりご無沙汰してしまいましたが、またまたツアーで青森・函館の旅に来ています。昨年同じコースに添乗したので、以前行ったところをなぞるコースですが、毎日お天気にも恵まれ、やはり以前来た時よりも心の余裕をもって、観光を楽しめています🎵

今回は、少し長くなりますが、3日間の青森の旅を1つの記事にまとめたいと思います。

 

☆1日目

東京より新幹線はやぶさにて新青森駅に到着。最初に向かったのは、昨年世界遺産登録されたばかりの「三内丸山遺跡」、日本最大級の縄文遺跡跡です。

 

f:id:hakkaame218:20220518231043j:image

この日は東京よりも暑く、最高気温は21℃ほど。

昨年の4月に来たときはコロナで観光客もまばらでしたが、この日は他にもツアー団体数グループとバッティング。かなり賑わっていました。
f:id:hakkaame218:20220518230938j:image

昨年、工事中で布に覆われていた、三内丸山遺跡のシンボル「大型掘立柱建物」も見ることが出来ました。掘立柱を含め、竪穴建物や掘立柱建物はすべて栗の木で造られています。とっても元気な84歳おじいちゃんのボランティアガイドさんの案内のもと、1時間ほどかけて周りました。

 

続いて訪れたのは、三内丸山遺跡のお隣にある

青森県立美術館」です。棟方志功奈良美智など、青森出身かつ著名な芸術家の作品を中心に展示されています。

そしてなんといっても、最初に目につくのは圧巻の大きさを誇るユダヤ人画家マルク・シャガールの作品。

バレエ「アレコ」の背景画として、解説も流れていました。

f:id:hakkaame218:20220518231104j:image

大きな目が特徴の、奈良美智さんの作品。f:id:hakkaame218:20220518231025j:image
f:id:hakkaame218:20220518231107j:image

そしてそして、見る角度によって異なる表情を見せる、美術館のシンボル「あおもり犬」
f:id:hakkaame218:20220518231028j:image

写真には残していませんが、ちょうど、石井康治さんの『詩季彩』彩りのガラス展も開催されていました。とても美しいガラス工芸ばかりで、思わずうっとり。6月26日まで開催しているみたいなので、ぜひ足を運んでみてください。

 

その後は「ホテル青森」にチェックイン。

毎月、お仕事やプライベートで色々なホテルに宿泊していますが、このホテルのスタッフさんはみんなにこやかでサービス精神旺盛で、気持ちの良い滞在でした。

 

お部屋もシングルですが、少し広々過ごせました。
f:id:hakkaame218:20220518231131j:image

 

夕食は、団体ということで団体ルームにて懐石料理をいただきました。

。帆立貝や鮪、烏賊のお刺身に青森県産鯖炙り焼きや青森育ちの鴨ロース、サーモンに青森県産米、十三湖産のしじみ汁など、青森の地のものを多く使ったお料理にお腹いっぱい。やっぱり青森と言えば海の幸ですね。
f:id:hakkaame218:20220518230947j:image

また、特別に津軽三味線の演奏者さんをお招きしての夕食。三味線のほかにも和太鼓や竹笛なども吹いていただきました。
f:id:hakkaame218:20220518231101j:image
f:id:hakkaame218:20220518231049j:image

これにて1日目は終了です。

 

☆2日目

この日も朝から気持ちの良いお天気です。

朝食は、17階のレストラン「ル・ボワ」にて。青森市はちょうど津軽半島下北半島の中間に位置していて、このホテルは市内でもトップの高さを誇る建物であるため、朝食会場からは遠く下北半島津軽半島を見渡すことが出来ました。。。
f:id:hakkaame218:20220518230928j:image

朝食は、和か洋のセットメニュー。卵を溶いて、名物の帆立の貝焼き定食をいただきました。

 

さてさて、この日最初に向かったのは、五所川原市にある「立佞武多の館」です。青森市内からは車で高速を使って1時間ほど・・・。

「青森ねぶた」「弘前ねぷた」と並ぶ、県の三大佞武多のひとつ。2020年、2021年はコロナで開催中止でしたが、今年は3年ぶりの開催予定。高さが20メートル以上の立佞武多を中心に、五所川原の町を練り歩きます。
f:id:hakkaame218:20220518230956j:image

ほんとにかっこいいですね~~。個人的には青森ねぶたより好き!!いつか、お祭りに足を運んでみたいです。
f:id:hakkaame218:20220518231031j:image

建物は4階建てですが、4階からは実際にねぶたと同じ目線に立つことが出来ます。また、お祭りの際はこの建物の壁の一部がそのまま扉として開き、出陣するのです。圧巻だろうなぁ。
f:id:hakkaame218:20220518230935j:image

 

立佞武多の館を見学した後は、津軽鉄道に乗車。鈴虫列車やストーブ列車で知られていますね。五所川原駅から金木駅まで、20分ほどの列車旅を楽しみました。

ちょうど、県内の工業学校の生徒さんたちと同じ列車だったので、とても賑やかでした。
f:id:hakkaame218:20220518231037j:image

金木に到着です!
f:id:hakkaame218:20220518231046j:image

金木町では、太宰治の生まれ育った「斜陽館」へ。
f:id:hakkaame218:20220518231052j:image

1階は全11室、2階は8室と、全室ヒバ造りで当時は数億円かけて建てられたという大豪邸です。絢爛豪華な仏壇に2階には洋室もあり、和と洋の建築が組み合わされていました。津島家が手放してからは旅館として使用されていたとのこと。
f:id:hakkaame218:20220518231019j:image

こんな豪邸に住んでみたいなぁ。11人兄弟には、ひとりひとりにお世話係がついていたそうです。お父様は貴族議員で、いつも2か月ほど東京で生活し、たまにしかこの家には帰らなかったとのこと。
f:id:hakkaame218:20220518231006j:image
f:id:hakkaame218:20220518230925j:image

和洋折衷、外観は和の様式ですが、中には洋室もあります。迷路みたいに広いお屋敷でした。
f:id:hakkaame218:20220518231110j:image

金木町を出発した後は、さらに北上して、中泊町にある『ダイニング哲』さんにて名物のメバル膳をいただきました。

ここ、中泊町は高級魚メバル(ウスメバル)の水揚げ量が青森県ナンバーワン。

メバルのお刺身姿盛に煮付け、メバルの潮汁に中泊産の烏賊ソーメンと、メバル尽くしの昼食をいただきました🎵
f:id:hakkaame218:20220518231033j:image
f:id:hakkaame218:20220518231058j:image

昼食をいただいた後は、さらにバスにて北上・・・1時間30分ほど走らせ、津軽半島最北端に位置する「竜飛岬灯台」へ。

依然来た時には強風が吹き荒れ、とても寒くて天気も悪いイメージでしたが、この日は驚くほどの快晴。さらに風も穏やかで、びっくり。現地のドライバーさんも、「こんなのは竜飛岬じゃない」とお話されていました。笑
f:id:hakkaame218:20220518230944j:image

石川さゆりさんの名曲『津軽海峡冬景色』の歌謡碑。真ん中のボタンを押すと、2番目の歌詞が大音量で流れます。
f:id:hakkaame218:20220518231055j:image

また、写真にはありませんが、日本で唯一のかなり珍しい「階段国道」もあります。

その後、バスにて青函トンネルの入口へ!!

写真にはありませんが、運よく下りの新幹線がトンネルをくぐっていく様子を見ることが出来ました。本当にラッキー。
f:id:hakkaame218:20220518231022j:image

17時頃、青森市内のホテルに到着。夕食は、ホテル青森より徒歩3分の場所にある『ねぶたの國 たか久(きゅう)」さんにて、3000円のコース料理をいただきました。

この日は平日ど真ん中火曜日でしたが、お店は団体グループが6組ほどと満席、かなりの大盛況。津軽三味線の演奏にスタッフさんによるお囃子の実演と、お店は大盛り上がりで楽しい夜でした。
f:id:hakkaame218:20220518231040j:image

↑のコースは、前10品で、他にもお寿司3貫に揚げ物3種、あさりのお味噌汁や煮魚なども出ました。

 

☆3日目(あっという間に青森最終日です)

この日も本当にお天気に恵まれました。2連泊した「ホテル青森」を後にして、最初に向かったのは「北のまほろば歴史館」。入館料は310円とお手頃ですが、ここもけっこう見応えがあります。
f:id:hakkaame218:20220518231013j:image

昔の人々の生活用具や、北海道と青森地方を中心に使用された様々な木材を用いて造られたムダマハギの船など、青森の民俗史を学ぶことが出来る施設です。
f:id:hakkaame218:20220518231000j:image

そしてそして、展望室もあります。

展望台からは岩木山に八甲田連峰なども一望でき、さらに空気の澄んだ日には北海道まで見えることもあるとのこと!f:id:hakkaame218:20220518231119j:image

 

続いて、JR青森駅のすぐ隣にある「A-FACTORY」へ。シードル(りんご酒)が作られていて、ハンバーガーやカフェなど、軽食も楽しめます。
f:id:hakkaame218:20220518230941j:image

ここのアップルパイを買いたかったのですが、あいにくスタッフさんが不在で、時間もなく、泣く泣く断念。美味しそう・・。


「A-FACTORY」のお隣にあるのは、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。

こちらは2011年にオープンしたばかりで、年中ねぶた祭の雰囲気を来館者に楽しんでいただけるようにと、ねぶた大賞や最優秀製作者賞など、様々な賞を受賞したねぶたが展示されていました。また、実際にお囃子の演奏とハネト体験も1日に3回やっています。

五所川原立佞武多と比べると、横に大きな作品になっていますね。
f:id:hakkaame218:20220518230931j:image

 

午前の観光を終え、お昼へ。

昼食は、青森駅を出てすぐのところにある「アウガ新鮮市場」にていただきました。
f:id:hakkaame218:20220518231124j:image

この日は飲食店が4店舗中2店舗のみ営業していました。

¥1,100のバラチラシ丼。すっごくおいしかった🎵
f:id:hakkaame218:20220518230950j:image

午後は、フェリーの出航まで時間があったので「観光物産館 アスパム」へ。

こちらは青森市最大級のお土産施設で、お買い物が楽しめます。13階にはまたまた展望室があって、青森市内の町を一望することが出来ました。

f:id:hakkaame218:20220518231003j:image

青森ゲートブリッジ。かっこいい。
f:id:hakkaame218:20220518230953j:image

 

その後は、青森フェリーターミナルへ。

14時20分発のフェリー「ブルーマリン」にて、3時間40分、函館への船旅へ向け出発。甲板に出ると、風が気持ちよかったです!
f:id:hakkaame218:20220518231121j:image

広々としたビューシート。快適な3時間40分でした。
f:id:hakkaame218:20220518231016j:image
f:id:hakkaame218:20220518231128j:image

18時、定刻通り、函館港に到着!!
f:id:hakkaame218:20220518231113j:image

 

魅力あふれる青森。まだまだ訪れていない場所ばかりですが、少しでも魅力を感じていただけたら幸いです。次は、函館編に移ります!

倉敷から瀬戸内の島々へ、現代アート尽くしの旅④

こんばんは!

かなりご無沙汰してしまいましたが…、先月訪れた、瀬戸内海に浮かぶ島、直島・豊島・犬島を巡る4日間の旅の最後のレポートです。

この日は、朝、ベネッセハウスを出発して、高速船にて犬島へと向かいました。

天気が良かったので、パーク棟の周りや作品を見学。

 

f:id:hakkaame218:20220326170421j:image

1階にある、ラウンジコーナー。宿泊者はこちらで、無料のドリンクサービスがあります。ゆったりしていて良い空間でした。
f:id:hakkaame218:20220326170434j:image

パーク棟の1階は杉本博司氏の作品がいくつか展示されています。全体的に照明は暗く落とされて、ひっそりとした空間でした。これは9.11で知られるアメリカの国際貿易センター。
f:id:hakkaame218:20220326170413j:image

家プロジェクトのひとつ、護王神社の模型がありました。
f:id:hakkaame218:20220326170424j:image

硝子の茶室。個人的には、ここが1番好きでした!光が差し込むとさらに良い雰囲気。
f:id:hakkaame218:20220326170406j:image

朝食会場でもあるテラスレストランへと向かう道も、アート作品が所々に展示されています。
f:id:hakkaame218:20220326170415j:image

 

この日の朝食。昨日とは少しメニューが異なり、朝から栄養満点、美味しくいただきました。
f:id:hakkaame218:20220326170418j:image

 

この日やってきた犬島は、直島の宮浦港から高速船で1時間ほどで到着。

港に着いた隣にある黒い建物(ビジターセンター)で手続きをして、海沿いの道を歩くこと5分ほどで「犬島精錬所美術館」に到着です。
f:id:hakkaame218:20220326170402j:image

こちらはかつて存在した銅の精錬所。最盛期は2000人を超える従業員がいましたが、銅価格の暴落などにより1919年には操業を停止、1925年に廃止となりました。

 

廃止となった後、長らく放置されていた精錬所に目を付け、アート作品として再生させたのが、美術作家の柳幸典です。

「在るものを活かし、ないものを創る」というコンセプトのもとつくられ、既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地中熱などの自然エネルギーを利用した、環境に負荷を与えない三分一博志の建築と、日本の近代化に警鐘を鳴らし、切腹自殺をしたことでも知られる三島由紀夫をモチーフとした作品です。まさに、「遺産、建築、アート、環境」による循環型社会を意識したプロジェクトです。
f:id:hakkaame218:20220326170437j:image

銅の精錬に伴い廃棄物として産出するカラミ煉瓦。
f:id:hakkaame218:20220326170447j:image
f:id:hakkaame218:20220326170356j:image
f:id:hakkaame218:20220326170443j:image

広々としていて、足場もそんなに良くなく、上がったり下りたりします。
f:id:hakkaame218:20220326170450j:image
f:id:hakkaame218:20220326170353j:image

廃墟となった後は、島の子供たちの遊び場となったそうです。
f:id:hakkaame218:20220326170456j:image
f:id:hakkaame218:20220326170452j:image

外の見学をした後は、いよいよ美術館内へ・・・。

写真撮影禁止だったため、写真はありませんが、鏡の角度による錯覚を利用した長い廊下に、実際に三島由紀夫の核となる書斎におかれていた家具を用いた作品など。個人的に、今回訪れた3つの島の美術館の中で最も、心に刺さるものが多い場所でした。

 

続いて、犬島の家プロジェクトへ・・・。

犬島は人口40人ほどの小さな町で、町おこしの一環として民家の中に家プロジェクト作品が点在しています。

 

直島のそれとは異なり、「日常に広がる風景や先品の向こうに広がる自然を感じられるように」との願いを込めて始まりました。まず、F邸(「Biota」と呼ばれる動植物の細胞分裂を模した作品)をご覧いただきました。この作品は、作家さんの手によって現在も進化し続ける作品ですので、次回犬島を訪れた際には違った形をご覧いただけるかもしれません。f:id:hakkaame218:20220326170427j:image

 

A邸(『Yellow Flower Dream』、「周囲のコミュニティや自然が融合された彫刻である」という印象を起点とした、放射状に開かれた円形の作品)
f:id:hakkaame218:20220326170359j:image

直島とはまた違った雰囲気の作品が中心でした。

 

その後はあっという間に犬島から岡山県の宝伝港へと戻り、岡山駅へ・・・。

昼食には、駅の1階にあったうどん屋『讃岐の男うどん』さんにて、明太子ぶっかけうどんをいただきました!!

コシがしっかりとしていて、噛み応え抜群で、、、史上最高に美味しいうどんでした。感動しかない、また食べたい~~!

f:id:hakkaame218:20220326170410j:image

その後は新幹線にて東京へと帰りました。
f:id:hakkaame218:20220326170430j:image

次回は広島編へと続きます🎵

倉敷から瀬戸内の島々へ、現代アート尽くしの旅③

こんばんは🌟3日目のレポートです。

朝は、ベネッセホテルの周りを散策・・・。3月後半でも空気がひんやりとしていて、気温は15℃前後と、かなり肌寒かったです。

f:id:hakkaame218:20220326170037j:image

海がすぐそばにあり、全室から眺められます。
f:id:hakkaame218:20220326170147j:image

つつじ荘から、ベネッセハウス パーク棟までの道のり。

屋外作品が所々に点在しています。
f:id:hakkaame218:20220326170102j:image

朝食は、夕食と同じ、テラスレストランにていただきました♪

下のメニューにプラスで卵料理が付きます。ちょうど8時半ころに行ったので、空いていて景色の良いお席に案内していただきました(^^)ラッキーです。
f:id:hakkaame218:20220326170243j:image

フレンチトーストにクロワッサン、サラダにヨーグルト、飲み物(ジュースや牛乳でわたしは牛乳をチョイス)、ツナやサーモンなど冷菜の盛り合わせ、温かいスープです。
f:id:hakkaame218:20220326170141j:image

サラダには、小豆島のオリーブオイルに直島の岩塩をかけていただきました。
f:id:hakkaame218:20220326170138j:image

冷たいミルクにサクサクのクロワッサンを贅沢に食べることができるのも、ダイエットを忘れて現実逃避できる、旅行中ならではのこと(^^)パンは、他にもいろんな種類があって、「お代わりいかがですか?」とスタッフさんが来てくださいましたが、お腹いっぱいなのでふたつだけ。

バイキングではなかったため、席を立つ必要がないのも、嬉しいポイントでした🎵

 

さて、この日はホテルのシャトルバスに乗って、(昨日、家プロジェクトを巡った)本村港から海上タクシーにて、豊島へと向かいました。

豊島までは、最短ルートの港で30分ほどで到着です。

 

豊島は、面積14.5㎡、人口約760人の小さな島です。

最初に向かったのは、豊島美術館。美術館の目の前には、高台から海の方が開けており、美しい棚田風景が広がっていました。

f:id:hakkaame218:20220326170049j:plain

こちらが、唐との小高い丘からのぞむ、豊島の棚田風景です。

のどかで、また直島とは違った景色が広がっていました♪

豊島美術館は、完全に事前WEB予約制の美術館。まずはチケットセンターで、予約したチケットをスマホで表示し、入館手続きを行います。

こちらの美術館は、アーティスト内藤礼と「建築のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞した西沢立衛による美術館です。

広大な敷地の真ん中には、大きなドーム型のコンクリート上の建物があります。


残念ながら美術館内は撮影禁止でしたが、靴を脱ぎ、穴が開いたドームの建物の中に入ると・・・コンクリートの床には、いくつもの水滴が落ちていました。

建物自体が水滴のようなかたちをしており、広さ約40×60m、最高高さ4.3mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造。

天井にある2か所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間だと言われています。
f:id:hakkaame218:20220326170109j:image


f:id:hakkaame218:20220326170201j:image

こちらは、売店兼カフェです。美術館と同じように、ドーム型のコンクリート造りの建物です。
f:id:hakkaame218:20220326170059j:image

なんだか、宇宙に来ているみたい・・・(宇宙船?)
f:id:hakkaame218:20220326170121j:image

建物の中は、こんな感じです。インスタ映えですね。

カフェにはドリンクの他にサンドウィッチや軽食などもありました。
f:id:hakkaame218:20220326170118j:image

私のイメージする美術館って、建物があってその中にいくつもの作品があって、鑑賞する…というものだったのだけれど、それらをすべて覆された、斬新な、とてもマニアックな美術館でした。

簡単に言うと水滴が落ちているだけ?なので、早い人で10分あれば、歩く時間も合わせて見終わってしまいます。

ただ、ここで流れるのんびりとした時間を楽しむには絶好の場所です。

 

バスでの移動中、オリーブ畑が見えてきました。

他にもミカン畑、オリーブ牛も見ることができました!
f:id:hakkaame218:20220326170044j:image

 

続いて、豊島横尾館へ。

こちらは、アーティストの横尾忠則と建築家の永山祐子による作品。豊島の玄関口となる港に面した家浦地区の、集落にある古い民家を改修してつくられました。

展示空間は既存の建物の配置を活かして「母屋」「倉」「納屋」で構成されています。

こちらも、一部写真撮影NGでしたので写真は少ないですが、な~かなかに独創的というか、マニアックな場所でした・・・。
f:id:hakkaame218:20220326170229j:image

お庭には、赤く染められた岩が。

建物の正面にある赤いガラス越しに見ると、色のついてない岩に見えるのです。不思議。
f:id:hakkaame218:20220326170105j:image

実際に、鯉が泳いでいました。

そしてこちらは、「滝」をテーマとしたインスタレーション作品です。床が鏡になっているので、まるでどこまでも続いているように見えます。
f:id:hakkaame218:20220326170115j:image
f:id:hakkaame218:20220326170211j:image
f:id:hakkaame218:20220326170053j:image

最後に、こちらが入口の様子(指が映り込んでいる、すいません、、)

この赤いガラス越しに庭の様子を見ると、実際とは違った色に見えるのです。

 

お昼は、「海のレストラン」にてサラダ、3種のピザにデザートそして食後のコーヒーを頂きました!

残念ながらバタバタとしてしまいお料理の写真はありませんが、イタリアのナポリで修業を積んだシェフが窯で焼いたピザは、もちもちしていてとっても美味しかったです。
f:id:hakkaame218:20220326170156j:image

レストランからの眺めも最高でした~!
f:id:hakkaame218:20220326170204j:image

 

さてさて、観光後は豊島を後にし、直島の宮浦港へと戻ってきました。

バスが来るまで時間があったので、1時間ほど、宮浦港近辺の散策です。まずは、島のシンボルでもある草間彌生さんの「赤カボチャ」をパシャリ(黄カボチャはベネッセハウス敷地内にありましたが、残念ながら台風で流されてしまいました)

f:id:hakkaame218:20220326170154j:plain

実際にかぼちゃの中に入ることもできます。



f:id:hakkaame218:20220326170112j:image

こちらがターミナル。バスの停留所になっています。島で唯一、直島みやげが売っています。


f:id:hakkaame218:20220326170226j:image

またこちらは、同じく屋外アート作品である「直島パヴィリオン」

夜にご覧いただくと、ライトアップされていてとってもきれいです。

建築家藤本壮介さんの作品で、暗闇に白く浮かんだ姿が幻想的だと言われています。直島を含む直島諸島には27ノ島がありますが、28番目の島を表現したと言われています。

 

そしてそして、港から歩いて3分ほどの場所にあるのが「アイラブ湯」です。

とってもド派手な銭湯!こちらは、2009年7月にオープンした大竹伸朗氏の作品。大竹氏によって日本各地から集められた様々なオブジェが、建物の中と外にコラージュされています。入浴できるアート作品として、国内外からの来島者と島民とが交流できる場にしたいとの思いから、銭湯自体がアート作品として生まれ変わりました。
f:id:hakkaame218:20220326170235j:image

16時からは実際に入湯客がやってきますが、16時までは入湯料660円を支払えば、実際に男女湯それぞれを見学することができます。
f:id:hakkaame218:20220326170033j:image
f:id:hakkaame218:20220326170231j:image

男・女湯どちらからもご覧いただけるこの大きな像の名前は定子(さだこ)というそうです。もともとは北海道・定山渓の秘宝館に展示されていました。大竹氏は北海道を旅した際に定子と出会い、生きているような像の姿に惹かれたそうです。

秘宝館が閉館するとのことで、このプロジェクトに定子を置くことを決めたのだそう。なんとも心温まるストーリーですね。
f:id:hakkaame218:20220326170030j:image

こんなにカラフルだと、なかなかゆったりお湯につかることも難しいかもしれません。
f:id:hakkaame218:20220326170238j:image

お手洗いも、なかなかに奇抜でした。
f:id:hakkaame218:20220326170144j:image
f:id:hakkaame218:20220326170020j:image
f:id:hakkaame218:20220326170040j:image
f:id:hakkaame218:20220326170132j:image
f:id:hakkaame218:20220326170151j:image
f:id:hakkaame218:20220326170219j:image
f:id:hakkaame218:20220326170214j:image
f:id:hakkaame218:20220326170135j:image

個人的にすごく好きなスポットだったので、写真をパシャパシャと沢山とってしまいました。レトロチックで、面白い空間でした。次回訪れることがあれば、ぜひ入浴で利用してみたいですね!!
f:id:hakkaame218:20220326170056j:image
f:id:hakkaame218:20220326170241j:image

 

夕方16時頃、ベネッセハウスホテルに戻ってきました。

パーク棟のミュージアムツアー(30分ほど)に参加。こちらでは主に、杉本博司氏の作品が展示されています。
f:id:hakkaame218:20220326170129j:image

屋外にある作品「ガラスの茶室」
f:id:hakkaame218:20220326170046j:image
f:id:hakkaame218:20220326170125j:image

ラウンジスペースでは、自由にコーヒーを楽しめます。

f:id:hakkaame218:20220326170207j:plain

 

夕食は、宮浦港の海鮮居酒屋『ニューおりんぴあ』さんにて、お刺身定食をいただきました。

地元の方で賑わい、お店の方もフレンドリーで、温かく対応していただきました。ありがとうございました🎵

f:id:hakkaame218:20220326170027j:image

 

とっても美味しかったです。

明日はいよいよ、犬島へ向かいます。今日はここまでです。

お読みいただき、ありがとうございました🎵🌟

倉敷から瀬戸内の島々へ、現代アート尽くしの旅②

こんにちは🌞

さてさて、前回の記事の続きです。

2日目、23日は、朝ホテルを出発し、岡山県宇野港から、瀬戸内に浮かぶ直島の宮浦港(みやのうらこう)へとフェリーにて向かいました。

20分ほど、あっという間の船旅です。

f:id:hakkaame218:20220326151158j:image
f:id:hakkaame218:20220326151254j:image

内海なので揺れることもなく、フェリーもきれいで、心地よい船旅でした。

20分とたたずに、あっという間に直島に到着!!

島を代表するシンボル、草間彌生さんの「赤カボチャ」が見えました。これには大興奮です🎵✨
f:id:hakkaame218:20220326151408j:image

もうひとつの屋外アート作品、黄カボチャは、残念ながら2年ほど前の台風被害によって流されてしまい、現在は修復中とのこと・・・。今回は、その姿を見ることはできませんでした(黄カボチャは、ベネッセハウス パーク棟の近くにありました)

 

到着後は、バスを走ること5分ちょっとで、古い集落のある本村地区(ほんむらちく)に到着。午前中は、家プロジェクト巡りへと向かいました。

 

ここで少し、「アートの島」として知られる直島の歴史についてお話ししたいと思います。

かつて、「瀬戸内海の島に世界中の子どもたちが集える場所をつくりたい」との思いを抱いていた福武書店(当時)の創業社長、福武哲彦と、直島に教育的な文化エリアを開発したいとの夢を描いていた当時の直島町長、三宅親連の思いが重なったことからはじまりました。

 

そうして、「直島開発」として始まったのが、島のアートプロジェクト。

使われなくなった古民家を改装し、「あるものから無いものを作る」をコンセプトに、世界中のアーティスト・芸術家の協力の元、次々と島にアート作品を展開していきました。

 

1989年には「直島国際キャンプ場」がオープン。

建築家の安藤忠雄さんが設計した、「宿泊できる美術館」、美術館と宿泊施設が一体化した「ベネッセハウス」は、1992年にオープンしました。

 

ベネッセハウスのオープン後、1998年3月から始まったのが「直島家プロジェクト」。

主に、古い家屋を改修し、アーティストが「空間そのものを作品化する」プロジェクトが始まったのです。現在では7軒の作品が公開されています。

 

さてさて、それではさっそく家プロジェクトの作品について紹介していきたいと思います。

①南寺の横にある公園には、安藤忠雄さんが設計した公衆トイレが。

安藤さんは「コンクリート打ちっぱなし」の建物で知られていますが、こちらか珍しく木造建築です。

f:id:hakkaame218:20220326151314j:image

 

①南寺

ジェームズ・タレルの作品のサイズに合わせ、安藤忠雄がそのインスタレーションを実現する建物を建てました。
f:id:hakkaame218:20220326151148j:image

南寺は、実際にかつてお寺のあった場所です。

人数制限があり、中に入ると本物の暗闇が広がります・・・。あまりに暗くて灯りが一つもなく、一寸先も見えず・・・、盲目になった気分になりました。

それもそのはず、この南寺は「ホンモノの暗闇を体験する」というものなのです。

暫く、音もない何もない暗闇の中に座っていると、、うっすらと、目の前に四角い「何か」が見えてきました。

ここから先は書きませんので、実際に訪れて、「ホンモノの暗闇とは何か」を体感してみてください!!

人間の目の錯覚や暗闇への順応化などをうまく利用された作品でした。
f:id:hakkaame218:20220326151328j:image

次のアート作品へと向かって歩いていきます。

安藤忠雄さんの「ANDO MUSEUM」。今回は時間がなかったので、ここはスキップしました。

f:id:hakkaame218:20220326151420j:image

実際に、島に住む方が一体となり、家プロジェクト以外にも島を歩いていると、至る所にアートが広がっていました。
f:id:hakkaame218:20220326151219j:image
f:id:hakkaame218:20220326151405j:image
f:id:hakkaame218:20220326151320j:image

集落の中にある古民家に飾られた、草間彌生さんの「赤カボチャ」と「黄カボチャ」
f:id:hakkaame218:20220326151210j:image

 

つづいては・・・

②碁会所へ。

こちらは、実際にその作品の名前の通り、碁を打つ場所だった建物を作品化しています。速水御舟の「名樹散椿」から着想した作品。庭の本物の五色椿(ごしきつばき)と作品が、対比的な効果を生んでいます。
f:id:hakkaame218:20220326151237j:image

ふたつの対照的な碁会所があり、左側のお部屋には木彫りの椿が。右手の部屋にはなにもありません。

そして、部屋の仕切りになっている「竹」ですが、実はどちらかが、木彫りで竹ではないのです。近くで見ても、どちらが本物かわからないほどの精巧なつくり!

正解は書きませんので、こちらもぜひ、訪れて答えを探してみてください♪
f:id:hakkaame218:20220326151417j:image

 

続いて、3つ目の作品へ。

③角屋(すみや)

こちらは、家プロジェクトの第一弾として1998年に完成しました。

約200年前に建てられた家屋を、漆喰仕上げ、焼き板、本瓦を使った島独特の元の姿に修復。
f:id:hakkaame218:20220326151213j:image

個人的に、今回鑑賞した家プロジェクトの中でトップ3に入る、お気に入りの作品です。(7つあるうち5つしか見ていませんが笑)

家屋に入ると、実際に靴を脱いで上がることができます。中心部にはプールが張っており、中には1~9の数字が、それぞれのスピードでカウントダウンして進んでいます。

「SEA of TIME’98」には、島内の方々もそれぞれのカウンタージェットを設置することで制作過程に参加しています。

125個のLEDデジタルカウンターは、1から9までの数字を順に表示していますが、カウントするスピード(時を刻む速さ)を島民に委ねました。

直島の5歳から95歳までの125名が参加し、思い思いのスピードに設定しました。

f:id:hakkaame218:20220326151216j:image

「時を刻む速さ」を表すこのデジタルカウンター。

参加した冬眠からは後に、「『角屋』は私に元気を与えてくれた」、「この作品が生きる限り、自分も生きてやろうと希望の沸く場所」などともいわれている、まさに現代アートが地域や島民の生活に介在する契機になった作品なのです。


f:id:hakkaame218:20220326151234j:image

島には、みかんの木がなっていました。

あ、言い忘れていましたが、ここ直島は、香川県に所属している島です。

 

続いて、小高い石畳の階段を登り・・・

護王神社(ごおうじんじゃ)へ。

こちらは、本村地区の氏神が祀られている同神社の改築に合わせ、杉本博司氏が設計した神社です。

石室と本殿はガラスの階段で結ばれております。

現存する神社の中での最も古様のひとつである伊勢神宮よりもさらに古い神社形式があるならば、どのような形だったのかを考え、その中で、神明づくりの社と古墳が同時に存在した時期があったのかもしれない、という独自の歴史解釈を行い、拝殿の地下に石室を設けました。

そこには、「伊勢神宮的な神道古墳時代を結びつける」というコンセプトが込められていたのです。


f:id:hakkaame218:20220326151305j:image

 

続いて、向かった、5つ目の作品へ・・・

⑤はいしゃ

個人的にすごく好きな作品です。

2006年に、大竹伸朗により制作された、かつての歯医者兼住居の建物です。

テーマは「夜見る夢に出てくる家」だそう。

彫刻や絵画、スクラップなど、外観・内観共に大竹氏ならではの多様な作品様式が盛り込まれており、家全体が一つのコラージュ作品として成り立っています。

f:id:hakkaame218:20220326151402j:image

家の塀の前にあった、表札でもないし、なんだろう??これは。とりあえずパシャリ。
f:id:hakkaame218:20220326151156j:image

歯茎色の塀に、陶器製の歯が埋め込まれています!!なんと独特な作品・・。
f:id:hakkaame218:20220326151300j:image

作品の中の様子。
f:id:hakkaame218:20220326151208j:image
f:id:hakkaame218:20220326151414j:image
f:id:hakkaame218:20220326151249j:image

2階へ上がると、巨大な自由の女神像が!どういうことなのか、さっぱりですが、かなり面白い作品でした。
f:id:hakkaame218:20220326151152j:image

 

今回は、5つの家プロジェクトを周りました(^^)

事前にインターネットなどを読んでも、どういうものかよくわからなかったけど、実際に目で見て、現代アートについて体感することができました。

 

午後は、ベネッセハウスミュージアム棟の館内ツアーへ。

 

f:id:hakkaame218:20220326151353j:image

こちらかが、ベネッセハウスホールディングスの、宿泊できる美術館。

宿泊者は、8時から23時まで自由にミュージアム内の作品鑑賞が可能です。

(今回は、ミュージアム棟から10分ほど歩いた場所にある「パーク棟」の宿泊でした)

 

「直島・建築・アートの共生」をコンセプトに、瀬戸内海を望む高台に建ちます。この建物も、安藤忠雄氏の設計によるもの。

絵画、彫刻、写真、インスタレーションなどの収蔵作品に加え、アーティストたちがその場所の為に製作したサイトスペシフィック・ワークが永久設置されています。
f:id:hakkaame218:20220326151336j:image

 

ブルース・ナウマン「百生きて死ね」1984
f:id:hakkaame218:20220326151350j:image
f:id:hakkaame218:20220326151245j:image

1つずつ、「~LIVE」、「~DIE」のネオンライトが光りますが、10分に1度くらいのタイミングで全部のライトが光ります。
f:id:hakkaame218:20220326151202j:image
f:id:hakkaame218:20220326151308j:image

安藤忠雄建築を代表する、コンクリート打ちっぱなしの美術館。

順路表示はなく、まるで巨大な迷路のように、「たくさん歩くこと」を目的にもされています。そのため、行き止まりの階段があったりと、面白い作りになっています。
f:id:hakkaame218:20220326151343j:image


f:id:hakkaame218:20220326151323j:image

ジョナサン・ボロフスキー「3人のおじゃべりする人」1986年
f:id:hakkaame218:20220326151340j:image

 

柳幸典(やなぎゆきのり)「ザ・ワールド・フラッグ・アンド・ファーム1990」1990年
f:id:hakkaame218:20220326151257j:image

個人的に、すごく好きな作品。

各国の国旗は、よくよく近くで見ると、色付けされた砂で作られています。

そして、よくみると国旗の間には小さな配管が・・・実は、ここは蟻の通り道。この作品の中に放たれたアリたちは自由に国旗に模様をつけ、そうしてこの作品は完成しました。

 

f:id:hakkaame218:20220326151412j:image

面白いことに、このどこの国旗の模様でもないこちらは、蟻たちが巣穴を掘ったときに通り道として掘り出した砂。

時間をかけて、小さな蟻たちが作り出した独自の模様なのです。

f:id:hakkaame218:20220326151222j:image

遠くから見ると、全く砂で出来た作品には見えません。f:id:hakkaame218:20220326151357j:image
f:id:hakkaame218:20220326151332j:image
f:id:hakkaame218:20220326151240j:image
f:id:hakkaame218:20220326151225j:image

約1時間ほど、ミュージアムのスタッフさんによる館内ツアーを楽しみました!

施設内の屋外にも、アート作品が点在しています。

f:id:hakkaame218:20220326151311j:image

ベネッセハウス内は敷地内が広く、シャトルバスが走っています。

f:id:hakkaame218:20220326151228j:plain

テラスレストラン、パーク棟の様子

ミュージアム棟のギャラリーツアーのあとは、地中美術館とリーウーファン美術館へ行きました!

このふたつの美術館も、どちらも安藤忠雄建築。巨大なコンクリート造りで、迷路のような順路表示のない美術館です。

写真撮影禁止の為、写真はありませんが、地中美術館はその名の通り、地中に造られた巨大ドーム型の美術館です。どちらも見ごたえがあり、ぜひぜひ直島を訪れた際には足を運んでみてください!

 

夕食は、ベネッセハウス内のフレンチレストラン『テラスレストラン』にて、フレンチのコース料理を頂きました。

 

自家製のフォカッチャにニョッキ。どちらも美味しかったです。

f:id:hakkaame218:20220326151346j:image


f:id:hakkaame218:20220326151243j:image
f:id:hakkaame218:20220326151317j:image
f:id:hakkaame218:20220326151251j:image

メインにはシカ肉を頂きました。臭みもなく、柔らかくて食べやすかったです。
f:id:hakkaame218:20220326151231j:image
f:id:hakkaame218:20220326151400j:image

美味しいお食事を頂いて、この日は終了です。

翌日は、豊島へと向かいます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪

倉敷から瀬戸内の島々へ、現代アート尽くしの旅①

こんにちは(^^)/

先日、3月22日から25日までの4日間、仕事にて岡山県倉敷~瀬戸内に浮かぶ直島・豊島・犬島へと、現代アート巡りの旅へと言ってまいりました。

 

何を隠そう、東北生まれ東北地方育ちなので、生まれてから26年このかた大阪より西の県に行ったことがなく・・・(中国地方、四国地方は飛んで、九州、沖縄には行ったことがあります)

 

初、岡山でビューの旅でした♪

 

東京駅よりのぞみにて、3時間ちょっとであっという間に岡山駅に到着です。

f:id:hakkaame218:20220326142348j:image

駅の様子。結構広くて、人が多くて、都会でびっくりしました!

桃太郎伝説」としても知られる岡山県

お土産にはきび団子がたくさん、可愛らしいパッケージのものばかり売っていました。(でも、まだ1日目で旅も始まったばかりなので、お土産を買うのは最終日までの我慢です笑)f:id:hakkaame218:20220326142311j:image

 

岡山駅からは、在来線を乗り継ぎ・・・20分弱で、あっという間に倉敷駅に到着です。


f:id:hakkaame218:20220326142317j:image

倉敷駅岡山駅から列車で向かう途中は、のどかな田園風景も広がりましたが、倉敷駅岡山駅と同じくらい大きくてびっくりしました!タクシー乗り場にも客待ちをしているタクシーがずらり・・・さすが、観光地です。
f:id:hakkaame218:20220326142259j:image

駅の様子。かなり、車通りも多いです。

 

倉敷駅からは、正面の大通りから歩いて本日宿泊する『倉敷国際ホテル』へ向かいました。
f:id:hakkaame218:20220326142342j:image

倉敷の美観地区の入り口に建ち、大原美術館にも隣接した、ロケーション抜群な歴史あるクラシカルホテルです。

ロビーには著名な芸術家、棟方志功さんの巨大壁画が天井に飾られていました。

1963年、ホテルのオープンに合わせて、ホテルの創設者が製作を依頼したものだそうです(写真は撮り忘れましたが・・・)。

 

到着したのが11時頃と、チェックインまで時間があったので、さっそく大原美術館へ。

f:id:hakkaame218:20220326142345j:plain

こちらが入口。西洋風、ギリシャ風の建物です。

大原美術館は、昭和5年に「日本初の西洋絵画美術館」としてオープンしました。

西洋美術だけではなく現代の国内外の作品まで、数多くの有名作品が展示されています。

 

当時の日本では、なかなか本物の西洋絵画を見ることができませんでしたが、優れた作品を日本でも見られるようにしたいという画家の児島虎次郎の強い思いに賛同した大原まござぶろうが、西洋絵画を収集。

f:id:hakkaame218:20220326142304j:plain

館内は写真撮影が禁止の為、写真はありませんが・・・

入館してすぐのブースには、印象派画家を代表するクロードモネの『睡蓮』(数ある睡蓮シリーズの中でもモネがお気に入りで、なかなか手放さなかった作品と言われています)、同じく印象派画家ゴーギャンの『かぐわしき大地』(ゴーギャンらしく、はっきりとした色使いが特徴的でした!)、またピカソ藤田嗣治の作品、マティスモディリアーニなど・・・。

そしてそして、「日本にあることが奇跡」と言われている、エル・グレコの『受胎告知』!!こちらの作品は、本当に素晴らしかったです・・・。


f:id:hakkaame218:20220326142224j:image

館内と、また外を出た場所にもミュージアムショップがありました。

 

美術館を出た後は、倉敷の街歩きへ。

お土産店や飲食店、カフェが連なります。
f:id:hakkaame218:20220326142308j:image

朝はどんよりとした曇り空でした。雨が降らなかったことが幸いです・・・。

500円くらいで、舟乗り体験もできるようでした。風情がありますね。
f:id:hakkaame218:20220326142230j:image

倉敷美観地区の中心部となる、倉敷川の景色。

倉敷は、もともと17世紀頃、江戸時代初期に幕府の直轄地である「天領」として定められた地区です。

遠浅の海と、倉敷川を利用して物資輸送の集積地として、水上交易における重要な役割を果たし、発展していきました。

明治維新産業革命によって米と綿の単なる集積地として近代化から取り残されてしまったため、この地は、街が最も繁栄していた江戸時代の天領であった頃の面影が色濃く残されているのだそうです。
f:id:hakkaame218:20220326142217j:image

どこを切り取っても絵になる景色。以前訪れた、ベルギーの「水の都」ブリュージュを連想させる風景が広がっていました☺

さてさて。

お昼は、倉敷駅にある人気のうどん屋さん『ぶっかけうどん ふるいち仲店』へ!
f:id:hakkaame218:20220326142401j:image

平日の11時頃ということもあり、まだ店内のお客さんの数はまばら。丁寧で気持ちの良い接客でした。

こちらは、倉敷名物「ぶっかけうどん」代表格のお店だそう。

ぶっかけうどんを倉敷名物として有名にしたのが、このふるいちというお店なんだそうです。「うどん日本一決定選手権U-1グランプリ」で優勝の実績もあるそうです!!

女性に人気の、ごまだれうどんに牛肉トッピングで頂きました。

f:id:hakkaame218:20220326142320j:image

トッピング付きで800円くらい。

うどんのコシもしっかりしていて、噛み応えありで、とっても美味しかったです♪会社の近くにもこのお店欲しい~笑

 

さてさて、引き続き倉敷美観地区の散策です。

こちらは、明治4年郵便事業創業当時使用していたものと同じ形をしたポスト。美観地区の景観に合わせて設置され、今でもポストとして利用されています。運よく、郵便局の方が収集に来たタイミングでパシャり📷

f:id:hakkaame218:20220326142333j:image

また、こちらは、蔦におおわれたクラシカルな雰囲気を持つホテル。

レストラン、バー、中庭も備え、結婚式会場としても利用されることがあるそうです。
f:id:hakkaame218:20220326142314j:image

午後になると、すっかり晴れてきました🌞

もともとは明治22年に建設された倉敷紡績所、本社工場を再開発した複合施設でした。

レストランだけではなく、このように巨大なデニムショップもあります。
f:id:hakkaame218:20220326142249j:image

デニムをまとった可愛らしいお猿さんが、お出迎えしてくれました🐵
f:id:hakkaame218:20220326142243j:image

国産ジーンズ発祥の地としても知られる倉敷。繊維の街として知られ、学生服の生産が盛んだったのです。

ジーンズ店には商品がずらり!
f:id:hakkaame218:20220326142236j:image

蔦に囲われています。

1960年、急増する美観地区への観光客に対して、地域の宿泊・飲食店不足が深刻でした。市や住民からの要望を受け、クラボウは発祥の地である本工場の再開発を決定したのだそうです。
f:id:hakkaame218:20220326142339j:image
f:id:hakkaame218:20220326142234j:image

ゆっくりと街を歩いて散策。
f:id:hakkaame218:20220326142329j:image

大原美術館の隣にあるカフェ『エル・グレコ』。中には入りませんでしたが、雰囲気ある倉敷で人気のカフェのようです。f:id:hakkaame218:20220326142323j:image

若い学生さんや修学旅行?の小中学生もいて、少しずつ観光地に活気が戻ってきているなあと感じました。
f:id:hakkaame218:20220326142239j:image
f:id:hakkaame218:20220326142301j:image

 

夕方、ホテルに戻りチェックイン。
f:id:hakkaame218:20220326142227j:image

お部屋はこんな感じです。シングルルームでしたが20平米ほどあり広々としていて、ゆったりと過ごすことができました。
f:id:hakkaame218:20220326142246j:image

無料のお水も置いてあります。
f:id:hakkaame218:20220326142211j:image

アメニティのシャンプーとコンディショナーとボディーソープ。パッケージがかわいかった(^^)♡
f:id:hakkaame218:20220326142220j:image

2階も大きな吹き抜けになっており、棟方志功の作品を見ることができました。
f:id:hakkaame218:20220326142354j:image

フロントロビーにはアルパカがいました。ホテルのマスコットキャラクターの様です。f:id:hakkaame218:20220326142336j:image

 

夕方、再び街歩きへ・・・。

17時になるとお土産店やカフェは一斉に閉まり、街は一気に人通りが少なくなり、静まり返っていました。
f:id:hakkaame218:20220326142351j:image
f:id:hakkaame218:20220326142256j:image

倉敷の美観地区から、倉敷駅へと繋がる巨大なアーケード街。

居酒屋などの飲食店が立ち並んでいました。
f:id:hakkaame218:20220326142357j:image


この日のレポートはここまでです!

明日はいよいよ、倉敷を出発し、瀬戸内に浮かぶ直島へと向かいます🚢

 

沖縄 南大東島とケラマ諸島の旅④

こんにちは!

2月に訪れた沖縄の旅、最後のレポートです✏

f:id:hakkaame218:20220309173056j:plain

朝食。朝からボリューム満点です。

朝食後、少しホテルの周りを散策。

フロントからは、プライベートビーチに繋がっています。

f:id:hakkaame218:20220309173312j:plain

どんより曇っていましたが、海の透明度はここからでもわかります♪

f:id:hakkaame218:20220309173453j:plain

人が全くいないのも、またよかったなぁ。

さてさて、この日は、引き続き慶良間諸島の観光へ向かいました🚢

渡嘉敷島からふたたび、昨日も訪れた阿嘉島へ。

最初に、阿嘉港からすぐの場所にある『サンゴゆんたく館』を訪れました。

f:id:hakkaame218:20220309173739j:plain

さんごゆんたく館

f:id:hakkaame218:20220309173923j:plain

サンゴ礁を守るための取り組みなどについて、パネル展示が中心にされていました。

また、簡単なアンケートに答えると無料で阿嘉島のポストカードをプレゼントしてもらえるサービスなどもありました(^^)

続いて、バスでの移動中・・・運よく、(昨日マンホールで見つけた)ケラマジカを発見!!

f:id:hakkaame218:20220309174133j:plain

ケラマジカ

現地のガイドさん曰く、夜行性動物のため、日中姿を現すことは珍しいのだそう。

運よく、2,3頭見かけることができました♪

f:id:hakkaame218:20220309174329j:plain

こっちを向いてカメラ目線でポーズしてくれました。

目がくりっとしていて、かわいかったです🦌

続いて向かったのは、北浜です。

f:id:hakkaame218:20220309174750j:plain

こちらが北浜です。新しい展望台のついた、きれいなビーチでした。

f:id:hakkaame218:20220309175902j:plain

白い砂浜にコバルトブルーの海。

沖縄に来て、何回「きれいだなぁ」って心から思ったか、数えきれません。笑

続いて阿嘉港へと戻り、船にてホエールウォッチングへ向けて出発です!

f:id:hakkaame218:20220309180259j:plain

現地ガイドさんの操縦のもと、ザトウクジラが多く集まるポイントへ向け出発!

f:id:hakkaame218:20220322224054j:plain

ホエールウォッチングの様子

f:id:hakkaame218:20220322224121j:plain

ホエールウォッチングの様子 その②

繁殖期ということもあり、運よくたくさんのザトウクジラを見ることが出来ました🎵

その後は、座間味島へ。

昼食は、港から徒歩5分の『和山もずく』にて、もずくそばをいただきました。

f:id:hakkaame218:20220322224553j:plain

つるつるしていて、さっぱり美味しかったです。

それにしても、2月というのに夏みたいに暑くて、天気が良かった。

f:id:hakkaame218:20220322224635j:plain

島の様子。シーサーがたくさん並んでいました。

f:id:hakkaame218:20220322224715j:plain

今年?オープンしたばかりの、ビジターセンター。

f:id:hakkaame218:20220322224741j:plain

中にはカフェも併設されていました。

それにしても、座間味島の海が、余りにもきれいすぎましたよ。

f:id:hakkaame218:20220322224824j:plain

こんな感じ①

f:id:hakkaame218:20220322224849j:plain

コバルトブルーとは、このことか!

f:id:hakkaame218:20220322224917j:plain

ずっと見ていられる綺麗さ

午後は、また展望台巡りへ。

f:id:hakkaame218:20220322224959j:plain

高月山展望台

f:id:hakkaame218:20220322225035j:plain

遠くまで、島々が連なります。

f:id:hakkaame218:20220322225114j:plain

神の浜展望台。小さな島なのに、展望台が沢山あります。

f:id:hakkaame218:20220322225149j:plain

どの展望台も、景色は抜群。

f:id:hakkaame218:20220322225218j:plain

こんな感じ。

f:id:hakkaame218:20220322225245j:plain

阿嘉島で見つけたシロの展望台に関連して、マリリンの像が。シロは、海を泳いで渡って、マリリンに会いに来たのです。ドラマチックです。

f:id:hakkaame218:20220322225346j:plain

そしてここが、チシ展望台。

f:id:hakkaame218:20220322225410j:plain

グラスボート遊覧では、ウミガメは見られませんでしたが、たくさんのマリンフィッシュとサンゴを見ることが出来ました。

f:id:hakkaame218:20220322225444j:plain

これぞ、ケラマブルーです。

f:id:hakkaame218:20220322225509j:plain

無人島の、安慶名敷島へ上陸。

f:id:hakkaame218:20220322225600j:plain

何もないことが、最高の贅沢ですね。

f:id:hakkaame218:20220322225626j:plain

 

16時半頃ホテルに戻り、夕食は、またまたホテルにて頂きました。

最後は少しテキトーになってしまいましたが・・・慶良間諸島の美しさを、写真を通して感じていただけたら幸いです。

5日目は、那覇まで高速船で戻り、那覇から羽田へと移動の1日でした。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

これにて、沖縄の旅・完です😄🐡

 

沖縄 南大東島とケラマ諸島の旅③

こんにちは!

旅行中はかなりハードスケジュールで、ブログを更新する余裕がなかったので。。

旅を振り返りつつ、更新していこうと思います。

今日は、3日目のレポートです。✏

朝、琉球エアコミューターのプロペラ機にて、南大東島から那覇空港へ🛫

那覇空港から、バスにて、浜比嘉島へと向かいました。

f:id:hakkaame218:20220304154656j:plain

那覇空港からバスを走らせること1時間30分。
辺りは白い砂浜と透き通った海が一面に広がる、海中道路を通ります。

f:id:hakkaame218:20220304162846j:plain

南大東島にはビーチがなかったので、これが沖縄のビーチか~って興奮しました笑

この海中道路は、沖縄本島と「平安座島」、「浜比嘉島」、「宮城島」に「伊計島」の4つの島を結ぶ、全長5.2kmほどの道路です。

うっとりと車窓からの景色を眺めながら、海中道路の途中にある『海の駅あやはし館』へと到着しました。🚌

f:id:hakkaame218:20220304163717j:plain

道の駅ならぬ、海の駅。

f:id:hakkaame218:20220304163921j:plain

1階にはお土産店とレストランが2つ併設されています。

朝の8時に南大東島のホテルを出発して、バス、飛行機、バスと乗り継ぎ、あっという間に12時に。おひるは1階にある『ハイサイ食堂』にて、「ハイサイ定食」をいただきました。

f:id:hakkaame218:20220304164241j:plain

骨付きチャーシューののったソーキそば、ジューシー(炊きこみご飯)に、もずくと野菜のかき揚げ、もずくのセットで1000円ちょっとでした。

沖縄はなんと、全国一のもずくの産地(知らなかった!)。

中でもこのうるま市勝連地域のあたりは、沖縄県内でも約4割のもずくの水揚げ量を誇っているそうです。

f:id:hakkaame218:20220304164452j:plain

レストランからは前面に海の景色が広がっていて、
ビーチにも出られるようになっています。

f:id:hakkaame218:20220304164956j:plain

あやはし館の前に広がる海。

泳いでいる人はいませんでしたが、この日の気温は23℃ほどと、2月末でもとても暖かく、水着でビーチを歩いている人や寛いでいる人もいました。

f:id:hakkaame218:20220304165722j:plain

海が本当にきれいでした。

f:id:hakkaame218:20220304170530j:plain

 

昼食後は、海の駅からバスで10分ほどの距離にある「アマミチューの墓」へと向かいました。

f:id:hakkaame218:20220304171446j:plain

「アマンジ」と呼ばれる小島にあります。
周りには面白い形をした奇岩がありました。

沖縄に伝わる、女神アマミチューと、男神シルミチュー。こちらは、琉球開闢(かいびゃく)の祖神、アマミチューのお墓と言われています。

f:id:hakkaame218:20220304171742j:plain

これがその奇岩(?)

f:id:hakkaame218:20220304172403j:plain

石段を登った先にあるのがアマミチューのお墓です。

f:id:hakkaame218:20220304172922j:plain

ここの海も透き通っていました。

アマミチューの墓を見学した後は、再び1時間ほどかけて那覇市へと戻り、泊ふ頭へ。

15時発の高速船に乗って、約50分ほどで慶良間諸島のひとつ、阿嘉島(あかしま)の阿嘉港へと到着しました。

阿嘉島からは、バスにて阿嘉大橋を渡って慶留間島(げるましま)、そして外地島(ふかじしま)へ。

今は無人になっている、外地島の「慶留間空港」を訪れました。ちなみに外地島慶留間島阿嘉島と橋で繋がっていますが、有人島である慶留間島阿嘉島に対し、無人島であることでも知られています。

f:id:hakkaame218:20220304173801j:plain

シーサーが屋根でお迎えしてくれた、空港の入り口。

f:id:hakkaame218:20220304173938j:plain

かつては空港でしたが、今は特に何もありません。

外地島の空港を見学した後は、再び慶留間島へ(バスで5分とかからないほどの距離にあります)。ちなみに慶留間島は人口約60人ほど。車窓から、島にある唯一の小中学校を見学しました。児童の数は10数名とのことです。

実はこの学校には留学制度があり、全国から3~8名程度の定員で留学生を募集しています。

人口60人程度のこの小さな慶留間島に、100年以上の歴史を持つこの学校が残っているのは、そんな

f:id:hakkaame218:20220304174148j:plain

学校の様子。校庭が広いですね

外地島慶留間島を繋ぐ「慶留間橋」からは、噂の「ケラマブルー」を見ることができました。

f:id:hakkaame218:20220304174451j:plain

慶良間諸島の海は、その美しさから「世界が恋するケラマブルー」という
キャッチコピーが付けられているのです。

f:id:hakkaame218:20220304174725j:plain

曇っていてもこの美しさです。

そのあとは、バスを降りて慶留間島の集落を散策。

少し歩いたところに、赤い瓦屋根が特徴の、国指定の重要文化財に登録されている「高良家住宅(たからけじゅうたく)」がありました。

f:id:hakkaame218:20220304175050j:plain

船頭主屋とよばれる旧屋で、琉球王府時代の末期に公用船の船頭が、
中国交易によって19世紀後半に建築したと言われています。

f:id:hakkaame218:20220304175547j:plain

サンゴの塀に囲まれていました。

入館料は200円か300円くらいでした。靴を脱いで住居の中を見学したり、建物の裏にある豚小屋やエンジンを乗せるのに使われていたという小型の船などが残されていました。

実は、沖縄本島に生息する「ハブ」ですが、この慶良間諸島には生息していません。

現地の方曰く、「その島の塀を見れば、その島にハブがでるのかどうか分かる」とのこと。ハブがでる島は住居の塀はコンクリートで固められていますが、このようにハブが出ない場所ではサンゴの塀や石を積んだ石塀など、隙間があっても大丈夫な作りになっています。面白いですね!

 

高良家を見学した後は、ふたたび慶留間島集落の散策へ、、。

f:id:hakkaame218:20220304175948j:plain

塀には銃撃戦の跡が。実は、このあたりは沖縄戦で、
一番最初にアメリカ兵が上陸した島だったのです。

今でもこのように戦争の爪痕が残されており、胸が苦しくなりました。

f:id:hakkaame218:20220309170749j:plain

ケラマジカのマンホールも沢山見つけました。

その後は船にて渡嘉敷島(とかしきじま)へ・・・🚢

この日から2連泊する、『とかしくマリンビレッジ』には18時15分頃到着しました。なんとも、ハードな1日だった・・・!

 

夕食はホテルのレストラン『タートル』にていただきました。

f:id:hakkaame218:20220309172147j:plain

小ぢんまりして可愛らしいレストランでした。

f:id:hakkaame218:20220309172304j:plain

2月ということもありコロナもあり、お客様の数はまばらでした。

f:id:hakkaame218:20220309172425j:plain

いただいた夕食。ボリューム満点で、美味しかったです♪

この日は移動も多く、長い長い1日でした。

次は、ケラマ諸島の観光に続きます🌟