倉敷から瀬戸内の島々へ、現代アート尽くしの旅③
こんばんは🌟3日目のレポートです。
朝は、ベネッセホテルの周りを散策・・・。3月後半でも空気がひんやりとしていて、気温は15℃前後と、かなり肌寒かったです。
海がすぐそばにあり、全室から眺められます。
つつじ荘から、ベネッセハウス パーク棟までの道のり。
屋外作品が所々に点在しています。
朝食は、夕食と同じ、テラスレストランにていただきました♪
下のメニューにプラスで卵料理が付きます。ちょうど8時半ころに行ったので、空いていて景色の良いお席に案内していただきました(^^)ラッキーです。
フレンチトーストにクロワッサン、サラダにヨーグルト、飲み物(ジュースや牛乳でわたしは牛乳をチョイス)、ツナやサーモンなど冷菜の盛り合わせ、温かいスープです。
サラダには、小豆島のオリーブオイルに直島の岩塩をかけていただきました。
冷たいミルクにサクサクのクロワッサンを贅沢に食べることができるのも、ダイエットを忘れて現実逃避できる、旅行中ならではのこと(^^)パンは、他にもいろんな種類があって、「お代わりいかがですか?」とスタッフさんが来てくださいましたが、お腹いっぱいなのでふたつだけ。
バイキングではなかったため、席を立つ必要がないのも、嬉しいポイントでした🎵
さて、この日はホテルのシャトルバスに乗って、(昨日、家プロジェクトを巡った)本村港から海上タクシーにて、豊島へと向かいました。
豊島までは、最短ルートの港で30分ほどで到着です。
豊島は、面積14.5㎡、人口約760人の小さな島です。
最初に向かったのは、豊島美術館。美術館の目の前には、高台から海の方が開けており、美しい棚田風景が広がっていました。
のどかで、また直島とは違った景色が広がっていました♪
豊島美術館は、完全に事前WEB予約制の美術館。まずはチケットセンターで、予約したチケットをスマホで表示し、入館手続きを行います。
こちらの美術館は、アーティスト内藤礼と「建築のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞した西沢立衛による美術館です。
広大な敷地の真ん中には、大きなドーム型のコンクリート上の建物があります。
残念ながら美術館内は撮影禁止でしたが、靴を脱ぎ、穴が開いたドームの建物の中に入ると・・・コンクリートの床には、いくつもの水滴が落ちていました。
建物自体が水滴のようなかたちをしており、広さ約40×60m、最高高さ4.3mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造。
天井にある2か所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間だと言われています。
こちらは、売店兼カフェです。美術館と同じように、ドーム型のコンクリート造りの建物です。
なんだか、宇宙に来ているみたい・・・(宇宙船?)
建物の中は、こんな感じです。インスタ映えですね。
カフェにはドリンクの他にサンドウィッチや軽食などもありました。
私のイメージする美術館って、建物があってその中にいくつもの作品があって、鑑賞する…というものだったのだけれど、それらをすべて覆された、斬新な、とてもマニアックな美術館でした。
簡単に言うと水滴が落ちているだけ?なので、早い人で10分あれば、歩く時間も合わせて見終わってしまいます。
ただ、ここで流れるのんびりとした時間を楽しむには絶好の場所です。
バスでの移動中、オリーブ畑が見えてきました。
他にもミカン畑、オリーブ牛も見ることができました!
続いて、豊島横尾館へ。
こちらは、アーティストの横尾忠則と建築家の永山祐子による作品。豊島の玄関口となる港に面した家浦地区の、集落にある古い民家を改修してつくられました。
展示空間は既存の建物の配置を活かして「母屋」「倉」「納屋」で構成されています。
こちらも、一部写真撮影NGでしたので写真は少ないですが、な~かなかに独創的というか、マニアックな場所でした・・・。
お庭には、赤く染められた岩が。
建物の正面にある赤いガラス越しに見ると、色のついてない岩に見えるのです。不思議。
実際に、鯉が泳いでいました。
そしてこちらは、「滝」をテーマとしたインスタレーション作品です。床が鏡になっているので、まるでどこまでも続いているように見えます。
最後に、こちらが入口の様子(指が映り込んでいる、すいません、、)
この赤いガラス越しに庭の様子を見ると、実際とは違った色に見えるのです。
お昼は、「海のレストラン」にてサラダ、3種のピザにデザートそして食後のコーヒーを頂きました!
残念ながらバタバタとしてしまいお料理の写真はありませんが、イタリアのナポリで修業を積んだシェフが窯で焼いたピザは、もちもちしていてとっても美味しかったです。
レストランからの眺めも最高でした~!
さてさて、観光後は豊島を後にし、直島の宮浦港へと戻ってきました。
バスが来るまで時間があったので、1時間ほど、宮浦港近辺の散策です。まずは、島のシンボルでもある草間彌生さんの「赤カボチャ」をパシャリ(黄カボチャはベネッセハウス敷地内にありましたが、残念ながら台風で流されてしまいました)
こちらがターミナル。バスの停留所になっています。島で唯一、直島みやげが売っています。
またこちらは、同じく屋外アート作品である「直島パヴィリオン」
夜にご覧いただくと、ライトアップされていてとってもきれいです。
建築家藤本壮介さんの作品で、暗闇に白く浮かんだ姿が幻想的だと言われています。直島を含む直島諸島には27ノ島がありますが、28番目の島を表現したと言われています。
そしてそして、港から歩いて3分ほどの場所にあるのが「アイラブ湯」です。
とってもド派手な銭湯!こちらは、2009年7月にオープンした大竹伸朗氏の作品。大竹氏によって日本各地から集められた様々なオブジェが、建物の中と外にコラージュされています。入浴できるアート作品として、国内外からの来島者と島民とが交流できる場にしたいとの思いから、銭湯自体がアート作品として生まれ変わりました。
16時からは実際に入湯客がやってきますが、16時までは入湯料660円を支払えば、実際に男女湯それぞれを見学することができます。
男・女湯どちらからもご覧いただけるこの大きな像の名前は定子(さだこ)というそうです。もともとは北海道・定山渓の秘宝館に展示されていました。大竹氏は北海道を旅した際に定子と出会い、生きているような像の姿に惹かれたそうです。
秘宝館が閉館するとのことで、このプロジェクトに定子を置くことを決めたのだそう。なんとも心温まるストーリーですね。
こんなにカラフルだと、なかなかゆったりお湯につかることも難しいかもしれません。
お手洗いも、なかなかに奇抜でした。
個人的にすごく好きなスポットだったので、写真をパシャパシャと沢山とってしまいました。レトロチックで、面白い空間でした。次回訪れることがあれば、ぜひ入浴で利用してみたいですね!!
夕方16時頃、ベネッセハウスホテルに戻ってきました。
パーク棟のミュージアムツアー(30分ほど)に参加。こちらでは主に、杉本博司氏の作品が展示されています。
屋外にある作品「ガラスの茶室」
ラウンジスペースでは、自由にコーヒーを楽しめます。
夕食は、宮浦港の海鮮居酒屋『ニューおりんぴあ』さんにて、お刺身定食をいただきました。
地元の方で賑わい、お店の方もフレンドリーで、温かく対応していただきました。ありがとうございました🎵
とっても美味しかったです。
明日はいよいよ、犬島へ向かいます。今日はここまでです。
お読みいただき、ありがとうございました🎵🌟