熊本県・天草と長崎県・島原の旅③
こんにちは🎵前回の続きです。
この日は鬼池港(おにいけこう)から、朝8時30分出発の「フェリーくちのつ」にて、口之津港(くちのつこう)に向け出発です。気持ちの良い天気の中、約30分の船旅で、あっという間に熊本県⇒長崎県の口之津港に到着。
この日、最初に向かったのはの歴史の教科書にも出てくる「島原・天草一揆」の舞台となった「原城跡」です。
世界遺産に登録されています。
今ではほとんど何もない場所ですが、そこは確かにかつて天草四郎をはじめとする約3万人の一揆軍と約12万人の幕府軍による4か月に及ぶ攻防の末、一揆軍のほぼ全員が命を落とした場所です。
空濠跡、ホネカミ地蔵や多聞櫓の跡、竪穴建物群跡など、この地で起こった戦いがいかに激しいものだったのか、現代に伝えています。
島原・天草一揆の影響により徳川幕府の禁教はさらに強まり、国内のキリシタンは人目につかない集落などへ移り住むことを余儀なくされ、長期の潜伏の中で独特な宗教的伝統が発生しました。
原城跡は、こうした独自のキリスト教信仰という伝統が生まれるきっかけとなった始まりの場所と位置付けられています。
その後、昼食は島原城近くの『姫松屋』さんにて、具雑煮定食をいただきました。
なかでも篠塚邸、鳥田邸、山本邸の3件を見学しました。
続いて、島原城へ。
このお城はもともと五条(奈良県)から入封した板倉重政により築かれ、1618年に7年の歳月を経て完成、その後は松倉氏・高力氏・松平氏・戸田氏など、名だたる大名らの居城として使用されていました。
島原の乱では一揆軍の猛攻撃をしのぎ、幾度かの地震や津波にも耐えてきました。
明治維新で廃城となり解体されましたが島原市民の御城復興願いにより1964年、現在の姿に復元され、今では島原におけるキリシタン史や郷土史料、民族展などを多数展示した観光施設となっています。
5階の天守閣・展望所からは、島原の町だけではなく、遠く熊本の山々を一望することもできます。
お城の前には売店もあり、お土産を買うこともできる場所です。
仕事で長崎に来るのは3回目でしたが・・・なかなかに広くて見どころも、離島も多いので、なかなか1回の旅行では回り切れないなぁと感じた旅でした。
今回も読んでいただきありがとうございました😄