魅力溢れる青森、津軽半島周遊
こんばんは。
かなりご無沙汰してしまいましたが、またまたツアーで青森・函館の旅に来ています。昨年同じコースに添乗したので、以前行ったところをなぞるコースですが、毎日お天気にも恵まれ、やはり以前来た時よりも心の余裕をもって、観光を楽しめています🎵
今回は、少し長くなりますが、3日間の青森の旅を1つの記事にまとめたいと思います。
☆1日目
東京より新幹線はやぶさにて新青森駅に到着。最初に向かったのは、昨年世界遺産登録されたばかりの「三内丸山遺跡」、日本最大級の縄文遺跡跡です。
この日は東京よりも暑く、最高気温は21℃ほど。
昨年の4月に来たときはコロナで観光客もまばらでしたが、この日は他にもツアー団体数グループとバッティング。かなり賑わっていました。
昨年、工事中で布に覆われていた、三内丸山遺跡のシンボル「大型掘立柱建物」も見ることが出来ました。掘立柱を含め、竪穴建物や掘立柱建物はすべて栗の木で造られています。とっても元気な84歳おじいちゃんのボランティアガイドさんの案内のもと、1時間ほどかけて周りました。
続いて訪れたのは、三内丸山遺跡のお隣にある
「青森県立美術館」です。棟方志功や奈良美智など、青森出身かつ著名な芸術家の作品を中心に展示されています。
そしてなんといっても、最初に目につくのは圧巻の大きさを誇るユダヤ人画家マルク・シャガールの作品。
バレエ「アレコ」の背景画として、解説も流れていました。
大きな目が特徴の、奈良美智さんの作品。
そしてそして、見る角度によって異なる表情を見せる、美術館のシンボル「あおもり犬」
写真には残していませんが、ちょうど、石井康治さんの『詩季彩』彩りのガラス展も開催されていました。とても美しいガラス工芸ばかりで、思わずうっとり。6月26日まで開催しているみたいなので、ぜひ足を運んでみてください。
その後は「ホテル青森」にチェックイン。
毎月、お仕事やプライベートで色々なホテルに宿泊していますが、このホテルのスタッフさんはみんなにこやかでサービス精神旺盛で、気持ちの良い滞在でした。
お部屋もシングルですが、少し広々過ごせました。
夕食は、団体ということで団体ルームにて懐石料理をいただきました。
。帆立貝や鮪、烏賊のお刺身に青森県産鯖炙り焼きや青森育ちの鴨ロース、サーモンに青森県産米、十三湖産のしじみ汁など、青森の地のものを多く使ったお料理にお腹いっぱい。やっぱり青森と言えば海の幸ですね。
また、特別に津軽三味線の演奏者さんをお招きしての夕食。三味線のほかにも和太鼓や竹笛なども吹いていただきました。
これにて1日目は終了です。
☆2日目
この日も朝から気持ちの良いお天気です。
朝食は、17階のレストラン「ル・ボワ」にて。青森市はちょうど津軽半島と下北半島の中間に位置していて、このホテルは市内でもトップの高さを誇る建物であるため、朝食会場からは遠く下北半島と津軽半島を見渡すことが出来ました。。。
朝食は、和か洋のセットメニュー。卵を溶いて、名物の帆立の貝焼き定食をいただきました。
さてさて、この日最初に向かったのは、五所川原市にある「立佞武多の館」です。青森市内からは車で高速を使って1時間ほど・・・。
「青森ねぶた」「弘前ねぷた」と並ぶ、県の三大佞武多のひとつ。2020年、2021年はコロナで開催中止でしたが、今年は3年ぶりの開催予定。高さが20メートル以上の立佞武多を中心に、五所川原の町を練り歩きます。
ほんとにかっこいいですね~~。個人的には青森ねぶたより好き!!いつか、お祭りに足を運んでみたいです。
建物は4階建てですが、4階からは実際にねぶたと同じ目線に立つことが出来ます。また、お祭りの際はこの建物の壁の一部がそのまま扉として開き、出陣するのです。圧巻だろうなぁ。
立佞武多の館を見学した後は、津軽鉄道に乗車。鈴虫列車やストーブ列車で知られていますね。五所川原駅から金木駅まで、20分ほどの列車旅を楽しみました。
ちょうど、県内の工業学校の生徒さんたちと同じ列車だったので、とても賑やかでした。
金木に到着です!
金木町では、太宰治の生まれ育った「斜陽館」へ。
1階は全11室、2階は8室と、全室ヒバ造りで当時は数億円かけて建てられたという大豪邸です。絢爛豪華な仏壇に2階には洋室もあり、和と洋の建築が組み合わされていました。津島家が手放してからは旅館として使用されていたとのこと。
こんな豪邸に住んでみたいなぁ。11人兄弟には、ひとりひとりにお世話係がついていたそうです。お父様は貴族議員で、いつも2か月ほど東京で生活し、たまにしかこの家には帰らなかったとのこと。
和洋折衷、外観は和の様式ですが、中には洋室もあります。迷路みたいに広いお屋敷でした。
金木町を出発した後は、さらに北上して、中泊町にある『ダイニング哲』さんにて名物のメバル膳をいただきました。
ここ、中泊町は高級魚メバル(ウスメバル)の水揚げ量が青森県ナンバーワン。
メバルのお刺身姿盛に煮付け、メバルの潮汁に中泊産の烏賊ソーメンと、メバル尽くしの昼食をいただきました🎵
昼食をいただいた後は、さらにバスにて北上・・・1時間30分ほど走らせ、津軽半島最北端に位置する「竜飛岬灯台」へ。
依然来た時には強風が吹き荒れ、とても寒くて天気も悪いイメージでしたが、この日は驚くほどの快晴。さらに風も穏やかで、びっくり。現地のドライバーさんも、「こんなのは竜飛岬じゃない」とお話されていました。笑
石川さゆりさんの名曲『津軽海峡冬景色』の歌謡碑。真ん中のボタンを押すと、2番目の歌詞が大音量で流れます。
また、写真にはありませんが、日本で唯一のかなり珍しい「階段国道」もあります。
その後、バスにて青函トンネルの入口へ!!
写真にはありませんが、運よく下りの新幹線がトンネルをくぐっていく様子を見ることが出来ました。本当にラッキー。
17時頃、青森市内のホテルに到着。夕食は、ホテル青森より徒歩3分の場所にある『ねぶたの國 たか久(きゅう)」さんにて、3000円のコース料理をいただきました。
この日は平日ど真ん中火曜日でしたが、お店は団体グループが6組ほどと満席、かなりの大盛況。津軽三味線の演奏にスタッフさんによるお囃子の実演と、お店は大盛り上がりで楽しい夜でした。
↑のコースは、前10品で、他にもお寿司3貫に揚げ物3種、あさりのお味噌汁や煮魚なども出ました。
☆3日目(あっという間に青森最終日です)
この日も本当にお天気に恵まれました。2連泊した「ホテル青森」を後にして、最初に向かったのは「北のまほろば歴史館」。入館料は310円とお手頃ですが、ここもけっこう見応えがあります。
昔の人々の生活用具や、北海道と青森地方を中心に使用された様々な木材を用いて造られたムダマハギの船など、青森の民俗史を学ぶことが出来る施設です。
そしてそして、展望室もあります。
展望台からは岩木山に八甲田連峰なども一望でき、さらに空気の澄んだ日には北海道まで見えることもあるとのこと!
続いて、JR青森駅のすぐ隣にある「A-FACTORY」へ。シードル(りんご酒)が作られていて、ハンバーガーやカフェなど、軽食も楽しめます。
ここのアップルパイを買いたかったのですが、あいにくスタッフさんが不在で、時間もなく、泣く泣く断念。美味しそう・・。
「A-FACTORY」のお隣にあるのは、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。
こちらは2011年にオープンしたばかりで、年中ねぶた祭の雰囲気を来館者に楽しんでいただけるようにと、ねぶた大賞や最優秀製作者賞など、様々な賞を受賞したねぶたが展示されていました。また、実際にお囃子の演奏とハネト体験も1日に3回やっています。
五所川原の立佞武多と比べると、横に大きな作品になっていますね。
午前の観光を終え、お昼へ。
昼食は、青森駅を出てすぐのところにある「アウガ新鮮市場」にていただきました。
この日は飲食店が4店舗中2店舗のみ営業していました。
¥1,100のバラチラシ丼。すっごくおいしかった🎵
午後は、フェリーの出航まで時間があったので「観光物産館 アスパム」へ。
こちらは青森市最大級のお土産施設で、お買い物が楽しめます。13階にはまたまた展望室があって、青森市内の町を一望することが出来ました。
青森ゲートブリッジ。かっこいい。
その後は、青森フェリーターミナルへ。
14時20分発のフェリー「ブルーマリン」にて、3時間40分、函館への船旅へ向け出発。甲板に出ると、風が気持ちよかったです!
広々としたビューシート。快適な3時間40分でした。
18時、定刻通り、函館港に到着!!
魅力あふれる青森。まだまだ訪れていない場所ばかりですが、少しでも魅力を感じていただけたら幸いです。次は、函館編に移ります!