日本を旅するブログ

旅行会社に勤めて4年目のOL。月に1度、添乗員として日本各地を旅しています。仕事とプライベートを合わせた旅の日記。どなたかの役に立てば、また良い暇つぶしになれば幸いです。よろしくお願いします。

奄美アイランドホッピング~4日目 奄美大島と加計呂麻島へ①~

こんばんは✰

昨日はホテルに帰ってきたのが23時を過ぎてしまい、、、バタンキューでしたので、まずは昨日のことから。

奄美アイランドホッピング4日目は、奄美大島の観光です🎵今回宿泊した山羊島ホテルのこともあわせて書きます。

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朝、7時から1階のレストランでブッフェスタイルの朝食をいただきました。

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この時期、まだ朝の7時は日が完全に上っていなくて、外は暗くて波と風の音が聞こえます・・。

朝食後、出発まで時間があったので、ホテルの周りを散策。👮

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ホテルの入口。

奄美大島にあるこの山羊島ホテルは、山羊がたくさん生活していた小さな離島だったため「山羊島」と呼ばれているのだそう。

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ホテルのいたるところに山羊のキャラクターがいて可愛いです。

ホテルでは、駐車場の奥の小さな小屋で3匹の山羊を飼育しています。

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山羊の小屋

メー太とメー子。もう1匹いましたが、名前はわからず笑

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1匹は、大きな木?岩?にのぼっていました。危ない・・・。

山羊さんの写真を載せておきながらあれですが、奄美群島では「ヤギ汁」という郷土料理があります。その名の通り、大きな鍋でぐつぐつと山羊のお肉を煮詰めたお鍋。

徳之島などでも、「ヤギ汁屋」の看板を目にしました。奄美空港にもお土産として、鶏飯などと並んで売っていたり。

現地の人が口をそろえて言うのは、「初めて食べるヤギ汁はかなり臭くて食べられない!」のだそう。慣れるのには時間がかかって、地元の人でも食べる人、好まない人に分かれるとのこと。入学・卒業など、節目のお祝い事のお料理として食べることが多いみたいです。

《昔観賞した(タイトルは忘れた)島を舞台とした映画でも、山羊を殺して食べるシーンがあったので、あれは奄美のどこかの島が舞台だったのかもしれません・・・》

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ホテルの売店大島紬の織物や小物、奄美や鹿児島名物のお菓子などが売っていました。

9時30分に出発し、奄美大島の観光へ。。。🚌

本日最初に向かったのは、「田中一村終焉の家」です。

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向かう途中、民家からネコちゃんがこちらを覗いていました。💛

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看板が見えてきました。

田中一村とは

「日本のゴーギャン」との異名も持つ画家。昭和33年、50歳の時に画家として生涯最後の作品に取り組む決意をみなぎらせ、奄美に移り住みました。奄美の自然に魅せられ、亜熱帯の植物や魚を精密な写生と大胆な構成で書き続けました。

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かなり質素なつくりの邸宅です。

長年住んだ借家からこの家に移った一村は、ここを御殿のようだといってとても喜び、新たな創作意欲を燃やしていたと言われています。

しかし、この地に引っ越してわずか数日の昭和52年9月11日、69歳で人知れず息を引き取りました。

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一村が描いたと言われるアダン。彼の作品にもよく出てきます。

大島紬の泥染め師として働き、その給与のほとんどを画材の購入に充てていたため、とても質素な生活をしていた一村がやっと手に入れた我が家で最後まで作品作りに没頭していたそうです。
 

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庭には、「田中一村の生涯」を綴った石碑と大きなガジュマルの木も植えられていました。

家には入ることが出来ず、外観からの見学でしたが、一村の作品の中でよく出てくるアダンの木も植えられており、少し興奮しました。

 

続いて、住用地区にて約1時間のマングローブクルーズです。

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曇り予報でしたが、気持ちの良い天気になりました。

若い船頭さんが私たちを乗せて、1本の竹のみでボートを漕いでくれました。

ここは国立公園内なので、エンジンなどの付いた船での移動は禁止されているため、カヌーや竹竿など、ひとの手で舟を動かします。

敷地は約7000haあり、何と日本で2番目に大きなマングローブです(1番大きいのは、沖縄県西表島にあるそうです)。

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長閑な景色が広がります。

水位は1メートル、深くて2~3メートルほど。今は満潮ですが、干潮時はここが陸地になるのだそう。

チヌ(ミナミクロダイ)、ウナギ、(マングローブの宝石と呼ばれる綺麗な色をした)ミナミコメツキガニ、シオマネキ、しじみや、また運が良いとウミガメも見ることが出来るのだとか。

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少しずつ深いマングローブの原生林に入っていきました。

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周りに群生しているのは、女性らしい丸みをもつメヒルギと呼ばれる植物と、対して男性らしいと形容されるオヒルギです(写真はオヒルギ)。

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違いは分かりにくいですが、上の写真の葉がくるんと丸まっているのがメヒルギです(たしか)。

天気も良く、風もそんなに吹いていなくて、気持ちの良い船旅でした。

船頭のお兄さんはこの住用地区のご出身で、小さい頃はよくこのあたりで遊んでいたのだそう。

このあと、午後はフェリーにて加計呂麻島へと向かいました。

長くなるので、後半に続きます⭐