奄美アイランドホッピング~4日目 奄美大島と加計呂麻島へ②~
こんにちは!
長くなってしまいましたので、前回の続きです。
午前、「田中一村終焉の家」と「マングローブクルーズ」をしたあとは、島の南部・古仁屋港(こにやこう)にある『せとうち海の駅』へ。
写真に見えているフェリーにて、お隣の「加計呂麻島(かけろまとう)」を目指します。出航まで時間があったので、海の駅2階の『シーフードレストラン』にて昼食です。
実はここ、古仁屋港近郊の海はマグロの養殖日本一の場所なのです。
マグロはさっぱりとしていて食べやすく、とてもおいしかったです☺
その後は、14時発のフェリーにて、加計呂麻島・瀬相港(せそうこう)へ・・・⛴
古仁屋港から瀬相港まではたった25分の船旅。あっという間に到着しました。
加計呂麻島に到着し、最初に向かったのは「於斉(おさい)のガジュマル」です。ここは、「寅さん」でお馴染みの映画『男はつらいよ』の最終作品、第48作の舞台となった地でもあります。記念看板が建てられていました。
ここは、第48作のマドンナであるリリー(浅丘ルリ子)の店があった場所でもあるそうです。(作品を見たことがないので全くわかりませんでしたが。。。)
並木の近くでは近所の小学生が釣りをしていたり、元気に「こんにちは」とあいさつをしてくれました。
のんびりとした島時間を体感することが出来ました☺
(写真はありませんが・・・💦)
もう1か所訪れたのは、呑之浦(のみのうら)にある「島尾敏雄文学記念碑公園」です。
島尾は、大学卒業後に第18震洋特攻隊隊長として、この加計呂麻島に移住。この島で妻のミホさんと出会い、後に純文学者として活躍しましたがこの加計呂麻島での体験が作品に大きく影響を与えたといわれています。
(こちらも作品を読んだことがないのでなんとも・・・)
その後は、ふたたび16時30分、今度は生間港(いけんまこう)からフェリーにて奄美大島の古仁屋港へ。
あっという間の滞在でしたが、とても素敵な景色を見ることが出来たなと思います。
その後、夕食は18時より、山羊島ホテルにていただきました。和会席料理の一部を紹介します。
そして、夕食の後は「奄美ナイトツアー」へ!
(約2時間~2時間30分のナイトツアーで1人8000円でした)
19時10分に、ガイドさんがホテルまでバキー車に乗って迎えに来てくれました。(観光後、ホテルに到着したのが18時だったので、かなり慌ただしい出発です💦)
この時期、夜でも気温は17~18℃くらい。とはいっても、窓のないバギー車は風がびゅんびゅん入ってくるので、かなり寒かったです。。
バギー車に乗り、1時間ほど走り、住用地区に到着しました。
今回のナイトツアーの目的は、なんといっても絶滅危惧種かつ日本で初めて天然記念物に登録された、「奄美クロウサギ」を見に行くこと!
※ここ、奄美大島と徳之島にのみ生息する、しっぽの短い幻のウサギ。夜行性動物のため、夜にならないと姿を現しません。
※この、ナイトツアーで周るエリアは、以前は何も規制がありませんでしたが、今は1時間につき入場できる車は4台までという規制のもとにあります(むやみやたらとたくさん車が入ると、夜行性の動物たちがびっくりしてしまうため、、)
そのため、この保護エリア内では、ほとんど車とすれ違うことはありませんでした。
ウサギを轢いてしまわないよう、エリア内では時速10キロメートルで、ゆっくりゆっくり走行していきます。
結論から言うと・・・なんと、「幻の」アマミクロウサギを、10~20匹ほど、たくさん見ることが出来ました🎵
クロウサギは、縄張り争いのために、道路の真ん中に糞をしにきます。そこから100m圏内を縄張りとしているのだそうです。
アマミクロウサギの特徴は、暗闇の中では目が赤いこと、そしてなにより尻尾がないこと・・・。この時期は、繁殖期のため、2匹でいる姿を沢山見かけることが出来ました。普段は1匹で行動することが多いため、かなりラッキーでした!
ガイドさん曰く、もともとこの奄美大島は中国と大陸で繋がっており、そこからやってきたのだそう。そして、世界に40種ほどいるウサギの中で、このアマミクロウサギが原種というか、すべてのウサギの起源種なんだそうです。
時期によっては、2時間走って1匹しか見られないこともあるそうです。
そして、アマミクロウサギ以外にも、珍しい動植物に出会いました。
他にも、シリケンイモリ、ケナガネズミ、リュウキュウコノハヅクなど・・・珍しい動植物を沢山見かけることが出来ました!
23時頃ホテルに戻ってきました。バタンキューです('ω')