日本を旅するブログ

旅行会社に勤めて4年目のOL。月に1度、添乗員として日本各地を旅しています。仕事とプライベートを合わせた旅の日記。どなたかの役に立てば、また良い暇つぶしになれば幸いです。よろしくお願いします。

奄美アイランドホッピング~2日目 沖永良部島から徳之島へ~

2日目、本日のレポートです✎

今日の気温は最高気温20度、最低15℃と、朝から生ぬるい風が吹いていました。

 

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ホテルシーワールドのフロントロビー。

そういえば、阪神タイガースの近本光司選手が、ちょうど同じこのホテルに泊まっているとのこと(野球は全然詳しくありませんが、朝食会場でそれっぽい方をお見掛けしました)。

自主トレーニングで1週間ほど沖永良部島にいらっしゃっているようで、地元の子供たちに野球を教えたりもしているみたいです。

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よくよく見ると、フロントの天井付近には今井雅之さん、宮川大輔さん、にしおかすみこさん、ヒロミや平愛梨ちゃんなど、芸能人のサインがずらり。。。

朝食は、1階の朝食会場にて朝7時からいただきました。🍚

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この和食御膳に、卵が付きます。

お味噌汁が少し甘めで、優しい味付けですごくおいしかった~!

 

さてさて、さっそく午前の観光へ。

本日は、和泊町を出発して、島の南半分、知名町へ。

写真はありませんが、途中、島の海沿いの道を集団で歩く小学生たちをたくさん見かけました。今日は、国頭小学校のイベント『島内一周歩こう会』の日で、なんと朝6時30分からスタートして一周55kmの道を歩いているのだそう‼

地元のお母さん曰く、子供に靴下を4枚重ねてはかせても、足にマメを作って帰ってくるのだとか・・・。かなりハードなイベントですね。途中、給水ポイントも見かけました。

本日最初に向かったのは、鹿児島県の指定文化財 天然記念物に登録されている『昇竜洞』です。

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昇竜洞 入口の看板

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シークワーサーの実がなっていました。

⭐昇竜洞(しょうりゅうどう)

愛媛大学学術探検部の調査団によって1963年に発見された昇竜洞。全長3500mのうち、600mが一般公開されています。

洞壁を覆うように形成される鍾乳石のことを「フローストーン」と呼び、昇竜洞内のフローストーンは壁一面を流れる巨大な滝が一瞬にして氷結したかのような美しさが壮観で、その規模と発達は全国最大級です。

(昇竜洞パンフレットより)

 

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入口の門をくぐり、約90段の階段を下っていきます。

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階段を下ると、受付のある建物が見えてきました。

入洞料は、大人1100円です。
※洞内は薄暗く、水滴が落ちて足元が滑りやすくなっているため、ここで竹の杖と懐中電灯を借りることが出来ます。

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受付の建物を出て、ようやく昇竜洞へ。

最初は、下りの階段になっています。ところどころ説明のアナウンスが流れていて、説明に耳を傾けながら歩いていきます。

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昇竜洞内の気温は年間を通して18~20℃程度。冬は少し暖かく、夏は少し肌寒く感じます。

600mというあまり長くない距離ですが、フローストーンには「バナナの花」「きのこの森」「長寿の門」、「昇竜神社」に「熱愛の柱」、たたくと様々な音が出る「音楽堂」に「横綱の化粧まわし」など、見え方によってさまざまな名前が付けられていて、ゆっくり歩いて40分ほどかかりました。

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ちょうど中間地点に位置する、金銀の滝

出口に近づくにつれ、高さ120mほどしかない狭い道をかがんで通ったり、横向きにならないと通りづらいような道もあり、足元もかなり暗いので注意が必要です。

出口を出ると、少し南国らしい景色が広がっています。そしてまた100段ほど階段を登ったところに、お手洗いとカフェがありました(竹の杖や懐中電灯は、ここで返却します)。

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カフェには、ちょっとした売店も。ナッツに黒糖をコーティングしたお菓子やバナナ、沖永良部のパンケーキの原料となる「やちむち粉」が売っていました。

昇竜洞を後にして、「奄美十景」のひとつに登録されている田皆岬(たみなみさき)へ。。。🚌

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岬の灯台が見えてきました。

⭐田皆岬(たみなみさき)

沖永良部島の北西部にあり、東シナ海に突き出した岬。

高さ51mの断崖絶壁、島内でも屈指の景勝地です。運が良ければ、クジラの潮吹きやウミガメが見られるのだそう。

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駐車場の隣には、カフェもありました。

※駐車場には、お手洗いもあります。

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バスを降りて、なだらかな白い道を下って岬まで歩いていきます。

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岬の先端までは駐車場から歩いて5分ほど。周りには珍しい植物も咲いています。

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岬の先端、展望台からの景色。遮るものが何もない!

岬の先端の展望台には柵がありますが、上の写真の芝生付近は柵もなにもありません。ウミガメやクジラを探して身を乗り出すと、かなり危険なので注意が必要です❕

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とにかく遮るものは何もない景色が広がっていました。

田皆岬を見学した後は、昼食のレストランへ。。。

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地元客で賑わう海鮮料理屋『西郷食堂』へ。

沖永良部の観光マップなどでもよく目にする『西郷食堂』さん。

ちょうど、お店の道路を挟んだ駐車場横には西郷隆盛がかつて流刑で沖永良部島にやってきた際に上陸した、「西郷隆盛上陸の地」があります。

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看板が建てられていますが、真ん中の建物は公衆トイレです。

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詳しく書かれた看板もありました。

西郷食堂さんでは、名物の「伊勢海老定食」をいただきました。

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ヤコウ貝など海鮮のお造り、揚げ出し豆腐、漬物にもずくなど。

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こちらがメインの伊勢海老です。

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蟹の味噌汁とごはんもいただきました。

とてもボリューム満点で、美味しい昼食でした🎵

 

昼食後は、フェリーの出航まで時間があったので、すぐそばにある南洲神社へ。

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西郷隆盛ゆかりの南洲神社

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鳥居をくぐり、すぐ目立つ場所に西郷隆盛像が。以前チョコレート色に塗られていましたが、今は塗り替えられています。

神社に行った後は、道路を渡ってすぐ隣にある西郷南洲記念館へ。

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入口。

館長?の宋さんが、詳しいお話を聞かせてくださいました。

宋さんは話し出すと止まらなく、軽く3時間ほど話してしまうそう・・・今回はなんとか30分でお願いしました。(笑)

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西郷隆盛が投獄されていた最初の牢。

実際に、この牢の中に入ることもできます。

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中はこんな感じです。

西郷隆盛と沖永良部

西郷隆盛は、1862年薩摩藩主の島津久光公の怒りにふれ、ここ沖永良部島に流刑となりました。格子牢生活は夏は猛暑と蚊に悩まされ、冬は海からの寒風にさらされるという、正に限界の状態でした。

このような牢中生活を見かねた和泊戸長は、一身を課して格子牢から西郷氏を救い出しました。

1864年に罪を許され、鹿児島に帰るまでの1年半、西郷氏は島民には教育・道徳を、為政者には飢饉に備えて穀物を蓄える社倉法を伝えるなど政治の要諦を教えました。

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記念館の隣には商店街があり、一部開いている土産屋や和菓子店もありました。

西郷南洲記念館を見学した後は、伊延港(いのべこう)へ。

14時40分発のマルコーフェリー波之上にて、徳之島・亀徳港(かめとくこう)へ向け出港です。

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伊延港。お見送りの人がちらほら。

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フェリーの甲板。

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約8000トンの大型フェリーです。

フェリーの中には売店(出航後20分ほどでクローズしてしまいました)、レストラン(営業しておらず休憩スペースに)、自動販売機など、快適に過ごせました。

定刻通り、16時30分に亀徳港に到着。

そこから本日宿泊する『ホテルグランドオーシャンリゾート』までは900mと、あっという間に到着です。

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けっこう大きなホテルです。

ホテルが位置するのは、徳之島で一番大きな繁華街「亀津」。徳之島町の人口の半数以上の人々が暮らしていて、街にはたくさんの飲食店や商店があります。

ホテルの前にもいくつかスナックや、ホットモットなどのお弁当屋さん、居酒屋などがありました。

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ホテル1階のフロント横には売店があり、この地ならではのハンドメイド品が多く売られています。

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南国感漂うきらびやかなフロントロビー。

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2階には飲食店がいくつかあります。

夕食は、ホテル2階のレストラン『ブルーマリン』にていただきました。

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お店の入口。

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雰囲気の良い店内。

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夕食に、海鮮のカルパッチョ、和牛のサイコロステーキをいただきました。

またしても、お味噌汁が少し甘めで優しい味付けで美味しかったです。。。

長くなりましたが今日はここまでです。

余談ですが、沖永良部島には大手コンビニチェーンはなく、1件だけ24時間営業しているコンビニがありました。ここ徳之島は沖永良部島より小さな島であるにもかかわらず、なんとファミリーマートが2軒もあります❕けっこう栄えている島みたいです。

 

明日は、徳之島の観光後、奄美大島へと向かいます。おやすみなさい⭐